カテゴリ:Python 投稿:2022年7月30日0:13、更新:2022年7月30日0:16
・記事の概要
Pythonでseleniumライブラリを使って画面操作の自動化などが可能ですが
要素取得などコーディングが面倒な部分を「Selenium IDE」を組み合わせて使って
解消する方法を記載します。
・この記事の対象
・Pythonで業務効率化をしている、しようと考えている方
・画面自動操作をPythonで楽に実装したい方
・seleniumライブラリを使いつつ、画面要素を取得しながらの実装が面倒な方
・seleniumライブラリを使っての自動化
Pythonで画面操作の自動化をする場合は
おおよそ以下のようなコーディングをしていくことになるかと思います。
(例なので短いですが)
ブラウザを立ち上げて、対象URLに飛んで、画面の要素を指定しながら処理をしていく
というような流れですね。
ただ、この画面要素の指定ってブラウザの開発者ツールを参照しつつで
結構面倒臭かったりもします。
from selenium import webdriver
from webdriver_manager.chrome import ChromeDriverManager
from selenium.webdriver.common.by import By
###ブラウザ自動処理開始###
#ブラウザの立ち上げ
driver = webdriver.Chrome(ChromeDriverManager().install())
#実際のURL指定
driver.get("https://www.data.jma.go.jp/gmd/risk/obsdl/index.php")
#項目の選択
##項目を選ぶへ
element_select = driver.find_element(By.ID, "elementButton")
element_select.click()
・楽な方法はないか
自動化すると楽なんですが、自動化までの過程も楽をしたいと思いました。
そこで元々知っていたブラウザ拡張機能の「Selenium IDE」側を調べてみると、
良さそうな方法があったのです。
結論だけ先に言えば
「Selenium IDE」で自動化したい画面操作の録画を実行し、pyファイルにエクスポートする
というものになります。
また「Selenium IDE」自体の利用方法は以下に記事にしていますので
必要に応じて参照ください!
seleniumを使ったノーコードでのブラウザ自動操作について
・実際の方法
Selenium IDEの録画方法などは割愛(上記記事参照)し、
録画後からの説明をします。
といっても、やることは単純です。
上記画像のように
録画と保存後に左側にプログラム名が表示されるので、その右側をクリックします。
そうすると選択肢が複数出るので「Export」を選択してください。
するとExport画面が表示されるので、Pythonを指定してExportを実行します。
こうすることでpyファイルがダウンロードされます。
・pyファイルの中身
中身を実際に見てみましょう。
ご覧の通り、クラスが定義され、いくつかの関数が組み込まれています。
ここでいうと「test_toPython」関数内に
上記で記載したような「画面要素の指定」+「処理」が順に書かれていますね。
特に問題がなければパッケージ内にこのファイルを配置し、
元処理側から適宜呼び出し実行をかければかなり楽ができそうです。
もし画面操作上で無駄な動作も含まれてしまっていたら、
該当行を削除などチューニングも必要になりますが、
やはり、0から書くよりは楽ができそうですね。
・まとめ
いかがだったでしょうか。
Pythonは業務効率化にも利用しやすいですが、
どうしても画面自動化をしようとすると作成が面倒です。
今回の方法でそれが少しでも解消でき、皆様の参考になれば幸いです。
また自動化を学習、特にPythonなどのプログラミング言語を習得する際には、
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