カテゴリ:IT業界・就活 投稿:2022年7月8日0:43、更新:2022年7月8日0:54
・記事の概要
DX(ディーエックス)について、難しい言葉はなるべく無し&分かりやすい事例つきで説明します。
IT知識というより一般知識としても知っておけるといいと思い、おおよそDXが何かを把握してもらうことが目的の記事です。
・この記事の対象
・DX(ディーエックス)がいまいちピンと来ていない方
・ざっくりとでいいから理解しておきたい方
・IT業界に就職/転職で興味があり勉強をしている方
・簡単な経歴
SE(システムエンジニア)として4年、PM(プロジェクトマネージャー)として3年間大手IT企業で働き、今もIT企業で新卒採用担当をしています。
文系未経験で業界に入ったので、業界特有の用語の難解さはよくわかります 笑
DXってめっちゃ聞くけどよくわからないですよね、以下より説明していきます!
ちなみに以下のようなIT業界研究用のオススメ記事がありますので、ご興味あれば後ほど参照ください!
・SIerについて
エンジニア歴7年の新卒採用担当者がSI(Sier)って何かを簡単解説
・APIについて
APIってなんだ??エンジニア歴7年の新卒採用担当者が「Twitter」を例に解説
・DXの定義
DXは「デジタルトランスフォーメーション」の略です。
これだけで意味がわかったら天才だと思います 笑
更に経済産業省の定義を見ると
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「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」
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ちょっと役所感があって分かりにくいですかね。。。
太字部分がキーワードです。解説していきます。
・DXとは
DXの説明を受けて少し誤解されがちなのが、「ただのITサービスとかの導入では?」という点です。
これは定義も少し分かりにくいので、誤解しても仕方ないことなんですが、
「ただのITサービスとかの導入」は定義でいうところの「データとデジタル技術を活用」の部分で手段にあたります。
DXとはその手段を用いて「ビジネスモデルを変革する」&「競争上の優位性を確立する」ことなのです。
要は「ITサービスを導入して余計な手間が減りましたー!」だけではなく、もっと根本的にビジネスへの好影響を与えるものを指します。
とはいえちょっと抽象的かと思うので、もう少し具体的に見てみましょう。
・DXの事例
事例といっても実際の企業名などは出さずに書いてみます。
皆さんの生活圏内だとイメージしやすいと思うので、飲食店(居酒屋)を例に説明してみます。
飲食というとコロナ禍で打撃を受けた業界の一つでもありますので、この辺もからめます。
・課題
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居酒屋チェーンを経営している企業Aにおいて、コロナ禍で利益は低下。
時短営業期間などは終えたものの経営改善のための課題には以下2点が上がった。
(1)「withコロナで、来客者に安心してもらえるような店舗改革をなるべく低コストでしたい」
(2)「従業員から、接客において来客者との接点が多いことへの不安視も上がっていたので改善したい」
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このような課題が上がったときのDX事例を考えますと
・DX
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(1)(2)を同時に対応できるDX施策として、企業Aはシステム開発企業Bと共に「セルフオーダーシステム」を開発し導入した。
「セルフオーダーシステム」とは
来客者が席に貼ってあるQRを読み込むことで、自分のスマホでメニューを見る・注文する・クレカ番号入力による会計、まで全て非対面でできるシステムである。
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これにより、来客者と従業員が配膳時以外が非対面で店舗オペレーションを回すことが可能になります。
店舗の改装などは特に必要なく、システム開発費用はかかるものの、オペレーション上ホールスタッフの人件費削減も見込まれるので費用対効果は高そうです。
また来客者もコロナの面で言えば、このようなシステムが導入されている店舗の方が安心できそうですね。
ここで言いたいことは「ただ手段としてITを導入しただけではなく」、それを手段として「ビジネスモデルを変革化し、他社への競争優位性も作れた」ということです、
・まとめ
いかがだったでしょうか。
説明しようと思えばまだ言えることもありますが、ざっくり概要だけ絞ってみました。
少しとっつきにくいかもですが、経済産業省のDX化事例集もありますので、参考にしてみてください!
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